「もし あと1年で人生が終わるとしたら」

 

前回のブログで、哲学者のカントのように、人生が終わるときに「これでよかった」という人生が送りたいと書いた。

 

死に際に後悔するような生き方をしたくない。

あらためて残された時間を納得できるように過ごしたいと思ったのだった。

 

そんなことを考えていたら偶然、図書館で

「もし あと1年で人生が終わるとしたら」 小澤竹俊 著

という本に出会った。

 

著者はこれまで3500人余りの患者さんを看取ったホスピス医で、人生について患者さんから得た多くの気づきを綴った本だった。

 

本の表紙をめくると、

「少しの時間でも構いません。あなたの人生を振り返ってみませんか。後悔することはないか。これからどう生きれば幸せなのか。

人生を変えたいと思う すべての人に読んでほしい ホスピス医からのメッセージ」

 

とあった。

どんなことが書いてあるんだろうとワクワクしながら急いで読んだ。

とてもたくさんの「なるほど」が書いてあった。

その「なるほど」については、後日ブログで紹介させていただきたいと思っている。

 

読み終わって一息ついて、この本に書いてあったことをもとに自分のこれまでの人生を振り返ってみた。

 

すると…

なんでこんな目にあわなければならないのか・・・など本当にいろいろあったけれど、「おかげさまで」ということが実は多々あったことに気づいた。

たくさんの人に支えられて今がある。

 

恵まれた人生だったのではないか(まだ終わっていないが)と感じたのだ。

 

これからの人生は悔いの残らないようにやりたいことはやろうと思う。

それが、誰かのお役に立てることに繋がれば意味がある人生だ。

 

一方、外に生きがいを求めるだけではなく、「幸せの青い鳥は、実は目の前の鳥かごの中にいるということにも思いを馳せなければならない」ということも、この本を読んで考えさせられた。