顔を見ないコミュニケーション

この時期にしては異常な暑さと梅雨入りしてジメジメした日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

先日、おなかの調子が悪くて病院に行きました。

病院は、近所に新しくできた病院で、ホームページに院長が「総合病院での様々な経験を活かして地域医療に貢献したい」と挨拶していたので、期待を込めて初めて診察を受けることにしました。

 

待合室は大きな窓から外の光が入り、白で統一された明るく清潔な部屋で、大きな空気清浄機や自然水が飲めるサーバーも置いてありました。

 

診察室に入ると、ドクターは一瞬私を見て挨拶をするとすぐにパソコンに向かいました。

ドクターは「どんな症状で、いつから?」と聞くのですが、私を見るのではなくパソコンに向かったままでした。私の言ったことをひたすら打ち込んでいるのです。

二言三言交わして、「最近仕事が忙しいんですか?ストレス性のものですね。血液検査とエコー検査をしますから隣の部屋で待っていてください」

 

あっという間に問診が終わりました。結局その間、ドクターはほとんどパソコンの画面を向いたままでした。

カルテがデジタル化されているので仕方がないことなのかもしれません。

また、大変混んでいるので、あれこれのんびり患者とコミュニケーションをとるわけにはいかないのでしょう。

 

でも、患者が話すときに、顔色やどんな表情で言っているのかくらいは見てほしいな・・・と不安に思うのは、アナログ世代の古い感覚でしょうか。

 

そういえば、昨年父親が大きな病院で手術をするときの診察も、ドクターが患者ではなくパソコンに向かう時間がほとんどだったことを思い出しました。

 

世の中の流れなんですかね・・・

 

そういえば診察ではないですが、マスコミの記者会見の様子を見ていても、最近は記者がひたすらパソコンに向かっていますよね。

会場にはキーボードをたたく音が多数響きあっていて、ほとんどの記者は発言している人の顔の表情や様子を見ていません。

一刻も早く記事にするためにパソコンにダイレクトに打ち込むのは仕方がないことなのかもしれません。

 

いずれにしても、相手の顔も見ないで言葉の情報を追うだけというのは、何か大切なことを見落としているような気がしてならないのです。

 

そんな気持ちってアナログ世代の古い感覚なんでしょうかね・・・