夢に気づかされたこと

先日、早朝に夢を見ました。

いつもは、夢を見てもよく覚えていないのですが、今回は起きる直前だったためか意外にはっきりと内容を覚えていました。

その夢から大切なことに気づかされました。

 

以下夢の内容です。本題に入るまで少々前置きが長くなることをご容赦ください。

 

夢の中で、私は自分と同い年くらいの白髪混じりの男性(全く面識がない)と話をしていました。男性は何故かずっと私に背中を向けたままでした。

私は、斜め後ろから見える彼のこめかみの白髪交じりの髪がなぜか気になっていました。

彼に語るときは、その白髪に向かって語り掛けていました。もしかしたら、彼の生きてきた年月の証の白髪に共感するものがあったからかもしれません。

 

その男性は、ずっとお笑い芸人として生きてきたとのことでした。

ただ、これまで一度もヒットをしたことがなく全く名前も知られませんでした。

テレビに出演をしたことはほとんどなく、ほかの芸人と一緒に演芸場や地方の公演で生計を立てているとのことでした。生活費が足りないことが多くアルバイトもしていたとのことでした。そうして、ずっと好きなお笑いを続けて家族を養ってきたとのことでした。

 

そのことを語る彼は、「俺にはお笑いが生きがいなんだ」というような気負いがなく、「やりたいことをひたむきにずっとやりつづけてきただけ」と非常に淡々とした表現でした。

 

私は彼に、経済的な問題や、自信を失ったり、これでいいのかと悩んだり、人間関係など、多くの壁があったと思うのに、やりたいことをずっと続けてきたこと自体素晴らしいことだと伝えました。

 

それに対して彼は何も答えず、表情一つ変えませんでした(後ろ姿なのでわかりませんが、体が微動だにしなかったのでそう感じました)。

彼の背中が、「はあ?あなたは何を言っているのか?」と語っているようでした。

 

私は、思わず彼に、「自分はこれまで自分が思うような仕事ができなかった。でも、これからは自分の気持ちに正直に生きられるような仕事をするのだ。あなたの生き方を見習います」と伝えました。

 

それに対しても彼は何も答えず、むしろ完全に無視されたような雰囲気でした。

 

彼はすこし間をおいてから、「君は、君の名前にどんな意味が込めれれているかを知っているか?」と聞いてきました。

 

私が不思議そうな顔をしていると、「君が生まれたとき、君の両親は、君がどんな人間になってほしいか、その思いを名前に込めているのではないか?あなたは両親の思いをわかって生きてきたのか?」と早口で問いかけてきました。

 

その言葉にはっとさせられました。

確かに、これまで名前に込められた両親の思いを考えて生きてきませんでした。

小学校の授業で自分の名前がどういう思いでつけられたのかを調べる時間があり、その時に初めて、母親から名前に込めた思いを聞かされたのでした。

その時は子供で、「へえ~」と何も理解できず生返事だけしました。

 

その時以来、考えてみれば自分の名前の意味を思ったことが一度もありませんでした。

自分の思いだけで生きてきました。

 

小学校の時に聞いた母親からの言葉の重みが、大人になった今(成人ならまだしも、こんな還暦のおやじの今)、深く深く胸に突き刺さりました。

 

そして、本当の意味で目を覚まさせられました。

自分だけで生きているのではないことを。

 

親から命を受け継いでいるんですよね。その親が次の時代に生きる子に託す希望や理想をもある意味引き継いでいるんだと思います。

もちろん意味に縛られては本末転倒かもしれませんが、少なくともその意味を胸に生きることが大切なんだな~と思った次第です。

 

いろんな経緯と思いがありつけられた名前なので、ここでは深くは書けませんが、「自分のためではなく、人のため、世のため、正義のため、ひたすらまっすぐに」という思いを胸に、あらためてこれからの生き方を考え直そうと思いました。