先日、森絵都さんの「ポコ」という3ページほどの超短編小説を読みました。
小学4年生の少年「朔」という主人公が飼っている愛犬ポコが回復の見込みがない病気になりました。
ポコはもうだめだという最後の最後まで力を振り絞って必死にこの世にしがみつこうとしてついに力尽きたのでした。
ポコの必死に生きようとする姿を見て、朔少年は、
以下引用
「(途中省略)ポコをあれほどしがみつかせた何かが、きっとこの世界にあるはずだ。
あのふんばりに値する何か。生きる真価のようなもの。
『真価』の意味もおぼろげながら、朔はそれを探す気だった。探して、きっと捕まえる。ポコみたいに強く。たとえ世界がどんなふうに変わっていこうとも」
ここまで引用
3ページという非常に短い文の中に、死に対峙して生きる意味を凝縮させた内容と表現がとても深く熱く伝わってきました。
そして「生きる真価」とは?
突き付けられました・・・