毎日猛烈な暑さが続いていました.
こちらは今日は久しぶりに涼しい風が吹いて、エアコンなしの過ごしやすい日になっています。
皆さんお住いのところはいかがでしょうか?
今日は暦の上では「立秋」なんですね。
立秋を意識したとたん吹いている風に秋を感じてしまいました。
言葉からの影響ってとても大きいんですね。
秋を意識したままパソコンに入っている曲をランダムにかけたところ、偶然にもジョージウィンストンのアルバム「オータム」が流れてきました。
まるでパソコンが私の心を読み取っているかのようでした。
アルバム「オータム」の最初の曲「カラーズ/ダンス」のピアノの音色が流れてきたとたん、一瞬で40年近く前に聴いていた自分が浮かんできました。
まだ病気をする前で、元気で仕事も趣味の登山やテニスや音楽も充実していました。将来を意識することなく、その時その時を楽しんでいました。
過去も未来もない「今ここ」を生きていました。何にも煩わされることなく毎日楽しく生きていました。ある意味、刹那的な生き方で能天気だったと思います。
でも、今振り返るととっても幸せな時間だったなと思いました。
そんな昔のことを考えながら、久しぶりのジョージウィンストンのピアノを聴いていました。
いつの間にか、彼の澄んだ透明感あふれる音色と哀愁のある曲調、そして複数の鍵盤の音が微妙に重なり合い消えていく残響の美しさに引き込まれて、いつの間にか純粋に音の世界に入り込んでいました。
曲を聴き終わって、ふと我に返ったとき、今の自分も「今ここ」を味わい楽しんでいることに気づきました。
生活していればいろんな煩わしいことがあるし、これからのことを思い悩んだりする日々ではあります。
でも今回、「今ここ」を楽しみ味わう時間を持つことができた幸せとありがたさを改めてかみしめました。
幸せはちょっとしたことの中にあることのかもしれませんね。
George Winston アルバム”AUTUMN” から Colors/Dance