春めいてきたと思ったら、急に冬に逆戻りで、毎日雪が降り続いています。
体調管理が大変ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
去年からある方との関係で怒りが溜まる出来事が続いていました。
昨日は、その方に土足で家に入ってこられたと感じた出来事があり、もう絶対許せない!と頭にカーっと血が上ってしまいました。
頭に血が上りながら、「ここで怒りを爆発させたらまずいことになる」、「いや、今日という今日は絶対に許せない。怒っていいんだ」と強い二つの思いが交錯して、ブレーキとアクセルを同時に思いっきり踏んだ状態になりました。
とにかく瞬発的に怒りを爆発させないよう時間を稼ごうと思いました。
トイレに駆け込み、息を10秒数えてはいて・・・それをなんどもなんども繰り返しました。怒りでワナワナと震える手を押さえて5分くらいたったでしょうか。何とか怒りを爆発させずに席に戻ることができました。
でも、怒りで心臓はバクバクのままでした。
その時、やっと、以前ブログで書いた言葉を思い出しました。
(以下、2月12日のブログから。読売新聞の人生相談欄での回答を引用していました)
哲学者の小川仁志氏は、古代ローマの哲学者であるセネカの、怒りに関する考察が参考になると言っています。
セネカ曰く「人間は相互の助け合いのために生まれた。怒りは破壊のために生まれた」
怒りは最も避けるべき感情である、なぜなら怒りは破壊をもたらすだけだからということでこの言葉を残したといいます。
セネカの言葉から、小川氏は「怒るのではなく助けてあげようと思ってください。きっと理由があって急いでいるんだろうと。それこそが人間の存在意義なのです。」と回答を結んでいました。
私の場合、この回答を読んで、なるほどど思いました。が、頭ではわかっても素直に気持ちは簡単には変えられないような気がします。
(以上、2月12日のブログから引用)
このフレーズを思い出して、怒っていたら破壊に繋がっていたな・・・と少し冷静になりました。
でも、小川仁志氏が書いたように、その人に理由があっての出来事だから許すということは自分にはできない・・・と思いました。
そんなに自分の心は広くない。と痛感し、やはり自分は凡人であると思った出来事でした。