明日は立春。暦の上では春。
先日から春の待ち遠しさを書いていたが、立春を目の前に、ふと冬だからこその良さがあることを思い出した。
私にとっての冬の良さとは。
雪が吹き荒れた翌日の朝、時に真っ青に晴れ渡る日がある。
周り一面がすべて真っ白い雪に覆われ、反対の空一面が真っ青に広がり、天と地を見守るように太陽が光り輝く。
その景色も最高だが、それ以上に最高なのが、息が凍るくらいの澄み切った空気が美味しいことだ。
キーンと冷たく澄み渡った空気を吸うと、一瞬で体中の邪気が払われてすべてが清められた感じがする。あの一瞬の変化の爽快さといったらない。大袈裟かもしれないが、生まれ変わった感じすらする。
冬は辛いことだけではないことを今更ながら思い出した。
立春前の独り言。