何で知ったか忘れてしまったが、心に残っている情熱の話がある。
それは、今、東京都内で産業医として働く人のメンタルをサポートしているあるドクター（O氏）の話。
O氏は、もともとはある大手企業のサラリーマンだった。あるとき、同僚がメンタル不調になり産業医と面談することになった。その同僚は不安なのでO氏に同行してもらいたいとお願いし、O氏も同行することになった。
面談で産業医があまりに他人事で事務的な対応だったので、O氏は非常に頭にきて、「働けなくなるくらい大変でこれからのことも心配だから面談に来たのに、医者としてその態度は何だ」とブチ切れて産業医と喧嘩したそうだ。
普通なら、なんだあの産業医は腹立つなあれでも医者か・・・で終わってしまうところ、なんとO氏は、「ならば俺がメンタル不調で悩む働く人を助けるために医者になってやる！！」と会社を辞め、国立大学の医学部に入って医者になったという。
そして、今は開業し、産業医としてメンタル不調に悩む人々の手助けをしている。
さらに、メンタルに関して誰でも読めるわかりやすい本を何冊か出版している。
なんと熱い人なんだろうと思った。
ここまでやるにはよほどの思いの強さ、情熱がないとできない。
こんな思いの産業医がいてくれたら心強いしありがたい。
私はこんなに熱い熱い情熱で動いた経験はないし、はたしてこれから、こんなに熱くなることってあるだろうか。
皆さんは、情熱が自分を動かしたという経験をお持ちだろうか？
