「がっかりしたこと」から思ったこと

先日(2月27日)に、「予期せぬ出会い」を書いた。

書くきっかけとなったラジオで出会った曲が入ったCDをネットで買った。

届くまで長く感じられたこと。封を開けるのももどかしく早速聴いた。

・・・が、全然違う。あまりにラジオの曲の演奏と違いずぎてひどくがっかりした。

 

曲と演奏家は同じだがラジオから流れたのとは別の年代に録音されたものを買ったからだ。本当に欲しかったのは1990年版。2011年版を買ってしまったのだ。

 

いや、実はあえて2011年版を買ったのだが・・・

というのも、2011年版はその演奏家の3回目の録音で、50歳後半となってより円熟味を増しているのではと勝手に思い込んでしまったのだった。

 

演奏というより、編成の違いから違和感を感じてしまったのかもしれない。これは好みの問題だ。ただ、今の自分には、1990年版がしっくりくる(昔聴いていたからかもしれない)。

 

ちなみにCDは、シューベルト作曲の「アルペジオーネ・ソナタ」で、演奏はユーリ・バシュメット(Vla.)

 

思ったものと違いすぎるものを手にしたこの違和感と失望感(ちょっと大袈裟だが)。

この感覚を、自分の仕事でこそ感じるようにするべきではないのかと思った。

 

というのも、こと仕事に関して、仕事に向かったときの自分の感覚・感性をあえて麻痺させて、感じないようにさせているからだ。

収入が先だとか安定が先だとか、採用されやすい職種が先だとか・・・そんなことのためにあえて仕事に向き合ったときの自分の感覚を誤魔化そうとしている。

 

このCDから、「すべてにおいて、まず自分の気持ちを正直に素直に味わうべきだ」ということを学んだ。

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1990年版 これが良かったのだった・・・