立秋を過ぎてもまだまだ暑い日が続く。
でも、8月に入って、夜にコオロギの鳴き声が聞こえるようになった。
田んぼの稲も、いつの間にか実をつけ始めている。
やはり、暦のとおりすでに秋なのだ。
今日は、猛烈な暑さの中、田んぼのあぜ道を自転車で走った。
目的は、この時期にしか味わうことができない、稲の香ばしく甘い香りを堪能すること。
稲の花が実になったほんの短い期間にしか、この甘く香ばしい香りは味わえない。
貴重なこの香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
ある意味、新米を食べるよりも体が喜ぶことのような気がする。
ネガティブもポジティブもなく、ただ「今ここ」を味わった。