春を喜べない感覚から思ったこと

明日は立春です。暦の上では春です。

日差しも強くなって、日も長くなってきました。

本当にもう春が目の前にきていることを感じています。

 

でも、なんか春がくる喜びを感じないんです。

 

いつもなら、雪が降り積もっている中で、立春を心待ちにするのですが、今年は雪がほとんどなくて暖かく、冬という感じがしないまま終わりそうだからです。

 

雪深い冬に、ブーツや長靴ではなくスニーカーで歩けるなんてことは、これまでの人生でなかったと思います。

この冬は過ごしやすくて助かったのですが、一方で春を迎える気持ちがこうも盛り上がらないとは思いもしませんでした。

 

空は暗く氷点下の中で雪かきに追われる毎日を過ごす冬。3か月近くそんな生活を送っている中で、日差しの暖かさを感じ始めたときの喜び。

 

ふと思いました。もしかしたら人生もそんな感じがいいのかと。

波風立たない人生も平和でいいかもしれないけど、いろんな苦労をしてもそのあとにいいことがあった時の喜びは、生きている実感というか手ごたえを感じられる気がします。

 

苦労や思い通りにならないことがあっても、それが後に生きている喜びや充実感に繋がることだと思えば、今を味わってやろうという気持ちになれるかも・・・

 

と、腰が引けながら思ったりした立春前日でした。