吉本ばななの本を読んで、そのとおりだなと思ったことがあった。
その内容は、
「人って、結局失敗も成功も不平不満もなにもかも、自分の幅でしかないんですよね、一生。
そもそも親に植え付けられた「こんな感じでしょう」みたいな基準があって、そこから出るのも一苦労なので、その先の自分を広げていくのはなかなかむつかしいんだと思います。
(略)
父と母が私に課した枠。それを突破して自分で作った枠。
どちらにしてもまあ、そのスケール感はたかがしれています。
そういうものなんだな、人生って、きっと似たようなことをして行ったり来たりするだけであっというまに終わってしまうんです。
(略)
どうせそんなもんなんです。それぞれの人生って。
だからこそ、たくさん遊びましょう!
遊ぶことだけが、枠を大きくしたり、枠の中を深くするんですから。
深く深くもぐったらいつのまにか自分の枠の外に出ていたりすることだってもちろんあります。
いつも、意外なものを見ていましょう。」
(「新しい考え」吉本ばなな (幻冬舎文庫P36~P40)より)
確かに、自分の枠が広がらなかったのは、遊びが足りなかったということ。
自分の枠を広げるため、または、枠の中を深く深く掘り下げるため、遊ぼう。
そして、自分にとって意外なものを見ていこう!!