過去が力をくれるということ

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

今年も年賀状をたくさんいただいた。

今年も何年も会ってない友人たちと、年賀状でお互い元気でいることを確認しあった。

 

その中で、30年以上も会っていない友人からの年賀状に、「去年、初めて桑田佳祐のコンサートに行った」という一言が添えられていた。

 

桑田佳祐・・・今も大好きでよく聴くけど、昔の曲は最近聴いてなかった。

 

30年以上の昔の曲「悲しい気持ち」、「いつか何処かで」etc・・・が、久しぶりに頭の中で鳴った。一瞬で30年以上前の自分に戻れた。

 

当時を思い出して懐かしくも切ない気持ちになりつつ、遠く離れていてずっと会っていなくても、お互い元気にやっていることを確認しあえて嬉しかった。

 

さらに、桑田佳祐の曲が、「過去の、自分と友人」そして「今の、自分と友人」を、「今」という一点に結んでくれた。

 

このことが、これまでの平面的というか直線的に「今」を生きている感覚から、過去と現在が一体化した厚みのある力強い「今」を生きているという感覚に変化させてくれた。

 

これまで、未来に向かって進む時には、「思い出など過去を振り返るのは後ろ向きでネガティブなこと」と思っていた。

 

「過去に浸っていては前進できない」とずっと思っていた。

 

でも、今回この年賀状をとおして、過去は「今」と切り離されてあるのではなく、「今」と一緒にあることを実感した。

 

そして過去を意識しようがしまいが、「今を生きる力」になってくれていることに気づかされた。

 

新年を迎えて、「気持ちを新たに進まなければ」と、とかく前のめりになりがちだ。

が、過去は「今」に力をくれている大切な存在であることを意識してこれからを過ごさなければ・・・と思った。

 

桑田佳祐さん、すみません。敬称を略させていただきました。本当にいつも素晴らしい歌をありがとうございます!!