「自分の『内なる声』に従っていれば、より『大きな力』のサポートもついてくる」
これだけ読むと、ちょっとスピリチュアル系?と思われるかもしれません。
でも、超現実的に生きている方の言葉なんです。
この言葉は、「自分軸で生きる練習」大仲千華著から抜粋した言葉です。
大仲さんは、オックスフォード大学で学び、その後国連職員としてニューヨーク本部、東ティモール、南スーダン、などで平和維持活動や元兵士の社会復帰支援や現地国政府の人材育成などに携わってきました。
大仲さんの生き方の基準は常に「自分はどうしたいか」にあるといいます。
例えば、国連で誰もが羨むポストに就いていたにもかかわらず、現地で平和維持活動をしたいからと自ら志願して南スーダンに赴いたりしています。
はたから見ると、なんで自ら左遷的な行動を取る?と思われるような行動です。
でも、大仲さんの選択は世間や他人の評価基準ではなく「自分」にあるのです。
「自分はどうしたいのか」のみ。
そんな大仲さんは、自分軸で生きていると全く予想もしなかった出会いやサポートがもたらされるといいます。自分の意志を強く表明し続けていれば、より大きな力が味方になってくれるというのです。
それがタイトルの言葉の意味なんです。
私はこれまで、人一倍の責任感と孤独に耐える力と秀でた能力がなければ自分軸で生きることはできないと思い込んでいました。
が、自分軸で生きるということは、決して一人で生きるということではないのだということに気づかされました。
その生き方や考えが「善」であれば、きっと自分が思いもしなかった「大きな力」のサポートが得られるということなんですね。
この本の表紙を開くと、「人生の主導権を他人に委ねるな」
と大きく書かれた文字が目に飛び込んできます。
命令調で強烈なインパクトがある言葉に圧倒されて、実は読む前から腰が引けていました。
でも読み進めていくうちに、「自分の『内なる声』に従っていれば、より『大きな力』のサポートもついてくる」、だから「もっと自信をもって自分軸で生きてください」と励まされている気がしました。