「いつかやろう」は「ばかやろう」

雪が積もり本格的な冬の到来かと思いきや、今週は暖かくなるという予報です。

週単位で寒暖差が繰り返されて、体がついていかなくなっています。

 

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

このところ後悔することが立て続けに起こり、「『いつかやろう』は『ばかやろう』」というフレーズが心の中から沸き起っています。

 

後悔した出来事はどれも飲食店に関係するのですが(そんな些細なことでと思われるかもしれませんが…)。

 

好きで通っていた飲食店が3件ほどあったのですが、コロナ以降3年近くご無沙汰していました。

どこも自宅から車で10分以内という近所なので、コロナが明けたら行こうと思いつつ行かないままになっていました。

 

最近になって久々に行ってみると、どの店も閉店していました。この時のショックといったら・・・

 

1つ目は、30年くらい前から通っていたクラシック音楽を聴ける昔ながらの喫茶店でした。

マスターがクラシックに対して並々ならぬ情熱を注いでいて、凝ったオーディオで朗々とクラシックを流していました。

時々演奏家を呼んでミニコンサートも開催してくれていました。

地域のクラシック音楽愛好家の拠点で、地域で唯一無二の喫茶店でした。

 

最高の音質で音楽を聴きながらゆっくりコーヒーを飲むひと時(長居をしても怒られず)は、ストレスで汚れた心身を浄化してくれました。

 

残念なことに、高齢だったマスターが今年亡くなったのを機に店を閉めることになったとのことでした。

もっと早く行って、マスターにお礼を言いたかった・・・とても後悔しました。

 

もう一つの店が、手打ち蕎麦がとてもおいしい蕎麦屋さんが閉店していたこと。

店主が手の手術をして蕎麦が打てるようリハビリ中と聞いていたのですが、復帰が叶わず店をたたむことにしたとのことでした。

県外からのお客さんが多すぎて、なかなか地元の人が通いにくくなってしまっていました。小学生の頃から慣れ親しんだ味を味わえなくなると思うと寂しさが募ります。

もっと早く行って味わうべきだったと後悔しました。

 

さらに、古書店カフェが廃業してしまったこと。

ご夫婦で切り盛りする家族的な温かいお店でしたが、高齢を理由に廃業してしまったとのことでした。

 

ブック〇〇のようなリユース店と異なり、純文学、地元の作家のもの、音楽や演劇などマニアックな本がたくさん並んでいる店で、メル〇〇で1冊1万円で売っているような貴重な本が平気で定価の半分で売っているような店でした。

その場にいるだけで、心が満たされるお店でした。

もう一度あの雰囲気をゆっくり味わいたかったと後悔しました。

渡辺貞夫の貴重な本を買いに行こうと思いつつ、買わないまま店が無くなってしまい、それも心残りです。

 

・・・と、個人的などうでもいい後悔の話で申し訳ありません。

 

後悔先に立たず・・・今回の連続の後悔が苦い経験となりました。

「いつかやろう」は「ばかやろう」・・・と深く深く反省した次第です。

 

「いつかやろう」ではなく「思ったら即行動」を肝に銘じたのでした。