満月とフォーカシング

今から7年以上前のこと。心理を学んで2年目の出来事。 フォーカシングを学んでいて、日常で何か気になるものや出来事がある都度、心の中の言葉にならない「なにか」を言語化する練習をしていた。 残業が続いていたある夜遅く、車で帰宅する途中のこと。 真っ…

自分の足元を掘り下げる

4月25日のNHKうたコンで、司会者からこれからの目標・夢を聞かれたときのジャズシンガーの綾戸智恵氏の言葉。 実に深かった・・・ その言葉とは、 「若いころは、何かでてこないかとあちこち掘ってきた。でも、これだけやってきた今、自分の足元にこれまでの…

「自分で自分を救うのに、どこの誰に、一体なんの遠慮がいるというの」

「自分で自分を救うのに、どこの誰に、一体なんの遠慮がいるというの」 「マカン・マラン おしまい さよならの夜食カフェ (第二話 幻惑のキャロットケーキ) 古内一絵 著」で、カフェのオーナーのシャールが、SNSが炎上してこれからの生き方に悩む料理人オ…

「足りなければ、満たせばいい。空っぽならば、埋めればいいのよ」

「足りなければ、満たせばいい。空っぽならば、埋めればいいのよ」 小説「マカン・マラン(23時の夜食カフェ) 第3話『世界で一番女王なサラダ』」(古内一絵 著) で、カフェのオーナーである「シャール」が、自信をなくしている客の「さくら」に対してかけ…

「自分の選択した道を正解にしていくこと」

「僕は人生の選択肢にぶつかったときにも、正解を選択しようとするよりも〝自分の選択した道を正解にしていくこと”をいつも考える。信念にもとづいて道を選択し、そのプロセスのなかで最大限の努力ができたと言い切れるなら、必ずそこで成長ができ、大きな成…

「死んでいるように生きていた」

「死んでいるように生きていた」 今日の朝のテレビ番組「サタデープラス」の「自己流ライフ」というコーナーに出ていた藤岡麻実さんの言葉。 朝から久々に激しく共感した言葉。 藤岡さんは今、台湾で家族と幸せに暮らしていて、役者としても活躍されている。…

『人生とは、美しい刺繡を裏から見ているようなものだ』

「もし あと1年で人生が終わるとしたら」 小澤竹俊 著より抜粋 「『人生とは、美しい刺繡を裏から見ているようなものだ』 これはフランスの古生物学者でもありカトリック司祭者でもあるティヤール・ド・シャルダンの言葉です。 刺繍を裏から見ているときは、…

「もし あと1年で人生が終わるとしたら」

前回のブログで、哲学者のカントのように、人生が終わるときに「これでよかった」という人生が送りたいと書いた。 死に際に後悔するような生き方をしたくない。 あらためて残された時間を納得できるように過ごしたいと思ったのだった。 そんなことを考えてい…

死から生を考える

20歳台後半のこと。 ある本で、ドイツの哲学者カントが死に際に自分の人生を振り返り「これでよかった」という言葉を残したというエピソードを読んだ。 (最近になって、それは本当のことでないことを知ったのだが・・・) その時、人生を納得して終えること…

人生の短さを可視化したら・・・

今年の年間予定を立てるために、A4判1枚にこの1年の日程表を印刷した。 1年が紙一枚に可視化された。 1年って、たったこれだけ? 365日があっという間に終わりそうな気がする。 健康寿命があと15年とすると、この紙でたったの15枚分。 (健康や寿命が保証さ…

過去が力をくれるということ

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 今年も年賀状をたくさんいただいた。 今年も何年も会ってない友人たちと、年賀状でお互い元気でいることを確認しあった。 その中で、30年以上も会っていない友人からの年賀状に、「去…

心の変化と時間

今年最後の読書は、東畑開人さんの「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない」(新潮社)で終わった。 公認心理師である東畑さんが、個人化した社会で幸せに生きるためのこころのありかたを物語を使ってわかりやすく書いてくれたとても有意義な本だ…

勝手な思い込みと自分の都合だけの行動の結果は・・・

起業塾で知り合ったA氏が、ある町でカレー店を今年11月に開業すると言っていた。 もう12月なので開店したと思い、その町のカレー店を検索したら、グルメのページに10月下旬に新店舗がオープンというのを見つけた。 店主名が出ていなかったが、小さな地域で新…

アナログラジオから人生を思った

アナログラジオからふと人生を思った。 昔のラジオはアナログでダイヤルを回して局の周波数を合わせていた。 今はデジタル化されていて、局の周波数が登録されたボタン一つでチャンネルのように簡単に切り替えられてとても便利だ。 でも、昔はアナログを不便…

「現実」半端ないって

先日NHK BS のガイロク(街録という、街頭で一般の人に「人生のピンチ」の出来事をインタビューする)という番組を見た。 その中で、下北沢でバーを営む女性の話が、小説でない「実話だからこそ」の驚きがあった。 その女性の話とは・・・ 20年以上前、勤め…

天の声?2

先日のブログで書いた「天の声?」の続き。 ある翻訳家に「真実」とは「愛」ではないかと教えていただいて、なるほどと思いつつ、今一つ自分の心にピタッとはまらない感じがしたと書いた。 確かに究極は「愛」なのかもしれない。 自分がそこまで成長していな…

天の声?

先日、朝の自転車通勤での出来事。 地下道に入るため自転車を降りた途端、空から突然声が聞こえてきた。 一瞬何が何だかわからなくて、声のする頭上を見上げると、電柱の上で作業する男性が携帯で話をしていた。 びっくりすると同時に原因がわかって気が抜け…

「今ここ」を味わう

公園を散歩していると、落ち葉がパラパラと舞い落ちてきた。 見上げるともう葉はだいぶ少なくなくなって、枝がスカスカで寒そうだ。 もうすぐ冬だな~と、少し気持ちがブルーになった。 これからは温かい太陽の光を浴びることも少なくなってくる。 残された…

「大丈夫だよ」

先日あるテレビ番組で紹介されていたカフェのオーナーが言っていた言葉。 「自分はダメだ・・・と落ち込んでいるときに、人から『大丈夫だよ』と言ってもらうと本当に気持ちがホッとする。今、世の中は落ち込んだ感じだけど、『大丈夫だよ』と言っていれば、…

孤独だからこそ(ユーミンに学ぶ)

先日、テレビで松任谷由実(「ユーミン」)がインタビューに答えていたのを見て、なるほどと気づかされたことがあった。 ユーミンは、50年もの長きにわたりミリオンセラーの大ヒットを続けるカリスマ的な存在である。 そんな彼女が「孤独を感じる」といって…

直感を行動に移すこと

あるマスコミが主催する人生設計に関するセミナーに行きたい!と思った。 ・・・なのに、行かなかった。 直感では行きたい! なのに、頭が行かない理屈をあれこれ提案して邪魔をした。 どうしてこうなってしまうのだろうとモヤモヤした。 よく自分を見つめて…

自転車通勤の朝

自転車通勤をした朝、体の感覚が目覚めた感じがした。 信号待ちをしていたら、上品で甘いバラの香りがしてきた。 振り向くと、道の角に、ピンクのバラが20本ほどまとまって咲いている花壇があった。朝日を浴びて花びらが数えられるように立体的に浮かび上が…

自分の枠

吉本ばななの本を読んで、そのとおりだなと思ったことがあった。 その内容は、 「人って、結局失敗も成功も不平不満もなにもかも、自分の幅でしかないんですよね、一生。 そもそも親に植え付けられた「こんな感じでしょう」みたいな基準があって、そこから出…

自分を満たすということ

先日、ユーミン(松任谷由実)が、あるテレビ番組で、作曲するときは、まず自分自身が楽しむのだということを言っていた(正確な表現でなくてすみません)。 ユーミンのような超ヒットを連発する人が、人を喜ばせようとして曲を作るのではなく、まずは自分を…

適正な価格設定とは?

先日、テレビのローカル局で、小さな町で商売をしている人たちのお店を紹介している番組があった。 紹介されている各店舗の商品の安さに驚くとともに、「価格」の意味を考えさせられた。 例えば、お菓子屋さんのアップルパイ。地元のリンゴをコンポートした…

自分の狭い視野に気づく

先日、Zoomで、ある会議に参加した。 そこで、自分がいかに視野が狭いかを思い知らされた出来事があった。 Zoomで、40歳位の男性が自分の考えを発表していた時、自宅からの参加だったのであろう、その男性の息子と思われる幼稚園年少くらいの男の子が、ふざ…

心を伝えるということ

今日(9月11日 東京は9月10日放送)テレビ朝日の「題名のない音楽会」を見て、心を伝えるということを考えさえられた。 番組では、7人1組の吹奏楽バンドが3組出場し演奏を競っていた。 その中の、Rainbow Heart という 中学2年生のグループの演奏は、音楽に…

立場変われば・・・

いつも車で通っている慣れた道を、自転車で走って気づいたことがあった。 狭い道を自転車で走ると、後ろから来る車が怖いこと。 車が結構スピードを出したまますれすれに追い越すので怖かった。 また、対向車が直進する私を無視するかのように直前で右折して…

わかったつもりになってはいけないということ。

マーヴィン・ゲイの「マーシー・マーシー・ミー」という曲を、中学生の頃に好きでよく聴いていた。 ちょっと影があるけれど、透き通って流れるような歌声。心地よいリズミカルなギターと心にストレートに訴えかけてくるサックス。とても好きな曲だった。ただ…

あなたは誰のために仕事をしているのか?

「あなたは誰のために仕事をしているのか?」 最近読んだ本に、このような問いかけがあった。 自分は誰のために仕事をしているのか? 今の仕事は、欠員が出て困っている職場の皆さんのため。そして、何より生活の糧が得られるので家族のため。 瞬間的に答え…